FP-BESTEX工法
FP-BESTEX工法は、環境に配慮した大きな支持力を実現する優れた施工を可能にします。
信頼性の高い大きな鉛直支持力
FP-BESTEXは、先端支持力係数及び周面摩擦力度は、数多くの載荷試験により支持力性能が評価されているため、地盤に適応した信頼性の高い大きな鉛直支持力が得られます。
確実な支持力
掘削固定液及び根固め液にミラセピアを混入することで、逸液と孔壁の崩壊及びくい節部間のブリージングを防止し、高強度の安定したくい周辺部・根固め部固結体が築造されるため、確実に支持力を発揮します。
支持杭にも対応
FP-BESTEXは、くい先端平均N値の上限が従来のN≦30からN≦50になり、支持杭としての対応も可能です。
優れた施工性
掘削攪拌装置を正回転・逆回転及び上下反復を繰り返して、掘削と攪拌を行うため、混合攪拌性が良く、高品質のくい周辺部、根固め部固結体が造成されます。また、FP-BESTEX工法では、掘削時に清水を使用しないため、くい周辺部固結体の強度が安定し、かつ、掘削孔周辺地盤を乱しません。
環境に配慮
くい先端は全開放であるため、掘削攪拌土がくい中空部に入り込み、排土量が減少します。また、ベントナイトを使用しないため、排土処理が容易となります。
ベステックス工法をベース
FP-BESTEX工法は、プレボーリング埋込みぐい工法のため、低振動・低騒音です。また、コンパクトな機械で施工するため、狭い場所でも施工が可能です。
ミラセピアとは
天然に産出する繊維質鉱物を精製加工した無機材料です。ミラセピアは溶媒中で激しく攪拌することにより、容易に解束されます。解束された繊維が溶媒中に分散されると、その溶媒は粘性を増し、顕著な揺変性を示します。
FP-BESTEX工法の概要
FP-BESTEX工法は、節付既製コンクリートぐいを用いたプレボーリング系根固め工法の一種の埋込みぐい工法です。掘削は先ず、攪拌翼を有する掘削ロッドを用い、ミラセピア(繊維質鉱物の粉末)を混入した掘削固定液(掘削液と杭周固定液を兼ねた同一配合の溶液 水セメント比=150% ミラセピアセメント比0.75%、4週圧縮強度=9N/m㎡以上)を注入しながら、オーガモータを正回転・逆回転および掘削攪拌装置を5~6m程度数回上下反復し、所定深度まで掘削攪拌された掘削孔(節部径+50mm)を造成します。さらに、掘削底から上方2m以上の範囲に、掘削体積と同量(掘削体積×2m)の根固め液(水セメント比=100%、ミラセピアセメント比=0.75%、4週圧縮強度=15N/m㎡以上)を注入しながら、掘削土と混合攪拌を行い、根固め部を築造します。そして、掘削固定液を噴出しながら掘削攪拌装置を引き上げます。その後、所定量の充填液を注入した掘削孔内に基礎ぐいを建て込み、自重または回転により埋設して、所定深度の根固め球根部にくい先端を設置する工法です。
施工順序

地盤の許容支持力計算式

ここで、(i)、(ii)式において、
α: くい先端支持力係数 α=175(砂質地盤、礫質地盤)
α=166(粘土質地盤)
β : 砂質地盤におけるくい周面摩擦係数
β=4.8+35を満たすβ
ただし、β≦179(kN/㎡)とする。
γ : 粘土地盤におけるくい周面摩擦係数
γ=0.4+15を満たすγ
ただし、γ≦95(kN/㎡)とし、値40(kN/㎡)未満の摩擦力度は考慮しない。 
: 節ぐいの軸部最下端より下方に1D(D:節ぐいの節部の直径)、
上方に1D間の地盤の標準貫入試験による打撃回数の平均値(回)
ただし、50を超える場合は50とし、砂質地盤及び礫質地盤で5≦≦50、粘土質地
盤で3≦≦50とする。
Ap : 節ぐいの節部有効断面積(㎡)
Ap=π・/4
: 節ぐいの周囲の地盤のうち、砂質地盤の標準貫入試験による打撃回数の平均値
(回)ただし、30を超える場合は30とし、値1未満は考慮しない。
Ls : 節ぐいの周囲の地盤のうち、砂質地盤に接する有効長さの合計(m)
: 節ぐいの周囲の地盤のうち、粘土質地盤の一軸圧縮強度の平均値(kN/㎡)
ただし、200(kN/㎡)を超える場合は200(kN/㎡)とする。
Lc : 節ぐいの周囲の地盤のうち、粘土質地盤に接する有効長さの合計(m)
ψ : 節ぐいの節部周囲長さ(m)
ψ =π・D
FP-BESTEX工法の適合条件
適用する地盤の種類
■基礎ぐいの先端付近の地盤の種類:砂質地盤、礫質地盤、粘土質地盤
■基礎ぐいの周囲の地盤の種類 :砂質地盤、粘土質地盤
最大施工深さ
44m(先端地盤・砂質地盤) 40m(先端地盤・礫質地盤) 42m(先端地盤・粘土質地盤)

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